ニャンコ ダンサーズのニャンニャン日記(6)
第5話 聖母シロのお話
〇月〇日
シロでございます。
ニャンコダンサーズ5番目のメンバーとしてお話をさせて頂きます。
わたくしは、長きにわたりこの地上界でたくさんの子猫を生み、育ててまいりま
した。
こちらでお世話になっておりますメンバーもすべて私の子と、またその子供、つ
まり孫でございます。
幸いわたくしは善き人間様のおかげで無事に子猫たちを生み育てることができま
した。
今回はわたくしの数多くの子育て経験から、教育について思うところを述べさせ
て頂きます。
ニャンコは一回の出産で5匹から6匹ぐらいの赤ちゃんを生みます。
赤ちゃんが生まれると、母ネコは1日中つきっきりでお乳を飲ませ、排泄の世話
をして過ごします。
父ネコは子育てには関与しません。というか、誰が父ネコにゃのかは母ネコ以外
は誰にもわからにゃいんだにゃー!
時には複数の雄ネコの子を産むこともあったりします。ニャハハ!
猫は生まれてから2〜3ケ月で子猫を親離れさせますが、子育て中の母猫は有り
余るほどの愛を注ぎ、赤ちゃんを育てます。
自分のすべてを子猫を育て上げることに捧げます。
母の愛ほど深いものはありません。
無償の愛です。
ニャンコも人間も同じです。
本物の愛とはただ可愛がって何でも先回りしてやってあげることではありません。
その子が立派な大人になれるよう、親離れしてもひとりでしっかり生きていける
ような人間やニャンコに育てることです。
本当にその子のためを思うのであれば、厳しさも必要です。
今の人間界では心の教育というものが欠けているように思います。
まず一番重要にゃのは愛のある人間に育てるということです。
家庭では子供を虐待する親がいますし、学校ではいじめが問題ににゃっています。
どうしたら虐待やいじめがなくなるのか、あにゃたがた人間は必死に議論してい
るようですね。
あにゃた方に愛がないからこのような問題が生じてくるのです。
人をいじめるような子は、大人がまず本気で叱る、怒るということをすべきでし
ょう。
自分を愛するのと同じようにあにゃたの隣人を愛しなさい。と教えることのでき
る大人はいますか?
にゃんでも法律で規定しにゃいと、あにゃた方は善悪の区別もつかにゃいのですか?
愛とは理屈ではにゃいのです。
感情、感性です。
あにゃた方の心から湧き上がる、あにゃた方の本質です。
それはこの三次元世界を超えて多次元世界とつながっています。
人間さんたちは利害に基づいて考えるくせがついています。
誰かが得をすると、誰かが損をする、そんにゃことばかり計算しなくてはにゃら
にゃいから重要なことを見失うのです。
宇宙とつながった無限大の存在が本物のあにゃたたちにゃのですよ。
さて、人間さんの子供は少し成長すると学校に行かなければにゃらにゃいようで
すね。
人間界でも国によって学校の教育も違いがあるようですが、大事にゃのは自分の
頭で考え、それを表現出来る人間を育てることではにゃいでしょうか?
学校では、人間とはにゃにか、自分とはにゃにか、人はどう生きるべきか、それ
を考え、それぞれの子が答えを模索していくための勉強をさせるべきでしょう。
うわべの知識だけ与えても何にもにゃりません。
知識を土台として、自分の頭で考え、真理を見いだすことのできる人間を育てて
下さい。
まだ俗世間に毒されていにゃい子供のうちに本物の学びを与えることです。
それを基本としたうえで、それぞれの個性に合った進路を選んでいけるように導
くのです。
どこの学校に行くのか、何の職業につくのか、ということよりも、どう生きるか
を考えることがまず根本的に必要にゃのです。
世間の中でにゃんとかうまく立ち回り、人と比べて自分が優位に立てるようにに
ゃる、そんなレベルの低い目標は持たにゃいように、子供を導いて下さい。
人は自分の利益のためだけには生きられにゃいものです。
心はみなつながっています。
人の喜びは自分の喜びであり、人の悲しみは自分の悲しみにゃのです。
学校で勉強したことは、社会に出たら人のためにいかさなければにゃりません。
奉仕の心を持って仕事をしなければにゃらないことを大人が教えて下さい。
たとえ今の人間界が、清らかに生きていくことが難しい社会だとしても、ニャンコと
同じように、人間もまた宇宙、神とつながった存在であるということを忘れてはにゃりません。
私たちニャンコは、いつも優しい、清らかな心を持った人間さんの味方です。
招き猫として、全力でお守りしています。
わたしはこれ以上、子猫を生み育てることはありませんが、地球にいる私たち仲
間のニャンコたちが善き人間さんたちのお力になれるよう、これからも指導して
いくつもりです。
わたくしシロの話はこれで終わります。
次回はほのぼのララの登場です。
どんなお話になるのかニャ?
お楽しみにー!
- 2014.12.21 Sunday
- バレエ日記
- 00:56
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- by 小山 真舞