ニャンコダンサーズのニャンニャン日記 (8)

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    第7話 美少女ミオのお話

    ○月○日

    こんにちは!

    今回、お話を担当させて頂くことになりましたミオと申します。

    私は前回登場したララの妹です。

    毛色は兄のララと同じく茶トラに白で、肉球はピンク、尻尾はスラリとした長尾
    です。

    私はニャンコダンサーズの中で一番年少で、身体も小さめなので、まだ子猫だと
    思われてしまうことがあります。

    実際かなりの甘えん坊で、人のひざの上が大好きにゃんです。

    人間のひざって温かくて柔らかくてすごく寝心地がいいんですよ。

    心の優しい人のひざの上は本当に気持ちがよくて、いつまでも乗っていたいにゃ
    あ、なんて思っちゃいます。

    さて、今までニャンニャン日記を読んでくださった方は、ニャンコダンサーズの
    お話にどんな感想を持っていらっしゃるでしょう?

    今、地球人たちが常識と思っている考え方からはかなりかけ離れたお話が続いて
    きました。

    宇宙、多次元、意識体、輪廻転生など、すべて架空の物語に出てくる荒唐無稽な
    話であると捉える方も多いんじゃにゃいかニャ?

    でも、この地球を、人間社会をより良き世界へ変えていくには、本当はこのよう
    な話を理解する人間を増やしていくことこそが必然にゃのです。

    人間とは何か、心とは何か、死とは何か、こうした問いに明確な答えをすること
    が出来る人が、果たして今この地球上に何人いるのでしょう?

    人間さんの中でどんな有識者と言われる人でも、正しい答えをはっきり述べられ
    る人はほとんどいにゃいと思います。

    にゃぜにゃら、三次元空間の理解の範囲内では真理を見いだすことは難しいから
    です。

    人間さんたちは三次元という物質世界に存在しているのですが、同時に多次元界
    にも存在しているのだということに、すべての人間が目覚めなければにゃらない
    のです。

    かつて人類の歴史の中で、多次元を理解する特別な存在もいました。

    イエスキリストや釈迦を始めとする、歴史上聖人として名を残している方々です。

    あにゃた方は、凡人には彼らに到底及ぶことなどできにゃいと考えているようで
    すが、誰でも目覚めれば、キリストであり、仏陀にゃのです。

    いわゆる宗教というものは、俗界の人間たちが後から作ったものです。

    組織を作ったり、教義を唱えたり、儀式をしたりすることが必要にゃのではにゃ
    いのです。

    キリストも釈迦もそんなことをしろと言ったわけではにゃく、多次元世界の真理
    を説き、多くの人が目覚めるように導いたのです。

    彼らの説いた真理は時代を、国境を越えて、普遍的に広がっていったんだにゃあ。

    ところが、このような聖人のお話は、長い年月を経るうちに、元々の内容と少し
    ずつ変化して伝えられていきました。

    それで聖書などの経典を読んでも、必ずしも多次元世界を理解するということに
    繋がらにゃい場合もあるようにゃのです。

    さて、この聖人のお話を理解することとは別に、あらゆる人が三次元世界にいな
    がら多次元界を感じることのできる手段があります。

    それが芸術です。

    芸術とは何か、これに対する明確な答えも人間さんたちには非常に難しいもので
    しょう。

    音楽、美術、文学、演劇、舞踊、にゃど、様々な媒体により、多次元界を表現し
    たもの、それらを、あにゃた方は芸術と呼びます。

    この俗世間に身を置きながらも芸術に携わる人、芸術を愛する人間さんは、わり
    と多いのではにゃいですか?

    芸術は頭で理解するものではにゃく、心で感じるものです。

    素晴らしい芸術に触れると、人は心を動かされ、心身ともに崇高なエネルギーに
    満たされます。

    あにゃた方の心に光を与え、闇を消してくれるのです。

    芸術にどうしてそんな力があるのかは、あにゃた方は理解していませんが、とに
    かく素晴らしい、圧倒的な力を持っているがために理屈抜きで受け入れ、生きる
    ために不可欠なものと考えるのです。

    多くの人間の心を捉え、動かす芸術は、高次元とつながったものです。

    それゆえ、時代を、国境を越えて普遍的に広がっていくんだにゃ。

    この世のものとは思われにゃい美を表現し、感動を人に与えることが出来るのは
    、まさに芸術とは高次元から来るエネルギーを表現したものだからにゃのです。

    資本主義社会において金銭的利益の大小ですべての値打ちを計る人間さんには芸
    術の持つ価値を理解することは難しいでしょう。

    この世に芸術家として生まれてきた人は、聖人もそうにゃんですが、高次元の星
    から転生してきた人が多いのです。

    彼らは今から約1万年前に、5次元や6次元の高い周波数の星から、地球に人間
    として転生してきました。

    この低い周波数で満たされた地球を変えるため、苦しむ人間を救うために自ら志
    願して、地球の人間として生まれてきたのです。

    彼らも何度となく輪廻転生を繰り返しながらその都度、人間たちに光を与えるた
    めに様々な人生を送ってきたんだにゃ。

    ですが、今、そのような過程も最終段階に入っています。

    彼らはあまりにも長く地球にいたために自分のルーツや目的をすっかり忘れてし
    まっている場合もあります。

    芸術家や聖人などの高い周波数のエネルギーを持った人には、低い周波数で満た
    された地球は生きづらく、早くこの世を去るものも少なくにゃかったのです。

    ですが最終段階を迎えた今は、光を放つものとして、その最後の使命を果たすこ
    とを全うしてほしいんだにゃ。

    あにゃた方が手本となり、本来あるべき人間の姿を示すのです。

    そうすることで他の人間さんたちはみな同じように進化していきます。

    私たちニャンコダンサーズも、人間ではありませんが、同じ使命を持って地球に
    来ているのですよ。

    ウッソー!ネコのくせに生意気だ〜!と思うかにゃ?ニャハハ!

    わたくしミオの今日のお話は、ここで終わりにします。

    また誰か人間さんのお膝かお腹の上で一眠りしようと思います。

    次回はやんちゃネコヨチムネのお話です。

    暴れん坊ヨチムネはどんなお話をしてくれるのでしょう?!

    ご期待下さい!

    ニャンコダンサーズのニャンニャン日記 (7)

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      第6話 ほのぼのララのお話

      ○月○日

      はじめまして。ぼく、ララです。

      前回担当のシロの孫にあたります。

      ぼくの毛色はいわゆる茶トラです。

      しっぽは長尾で縞もようです。

      肉球とお鼻はうす桃色です。

      そしてぼくの目はいつもにゃんとにゃく眠そうな目で、眼光鋭いって感じではあ
      りません。

      悪く言えば「ぼうっとした」ヤツにゃんですが、よく言えば「ほのぼの」したな
      ごみ系キャラのニャンコなのです。

      ぼくは雄ネコなのですが、あまり外をうろつき回るのが好きではありません。

      おうちでふかふかのお布団の上で寝ているほうが好きにゃんです。

      甘ったれでしょうか?


      さて、こんな寝ぼけ眼のぼくですが、今回は人間さんたちの目を覚ますためのち
      ょっとぶっ飛んだお話をさせて頂きます。

      ニャンコダンサーズのメンバーは地球の人間さんたちを真理に目覚めさせるため
      にこのニャンニャン日記を始めたのですが、そのために、ぜひ人間さんたちにわ
      かって頂きたい、あるいは思い出してほしいことがあります。

      それは、人間さんをはじめ、命あるものはすべて、霊的な存在であるということ
      です。

      前回までニャンコダンサーズのメンバーたちがお話してきたように、人間さんた
      ちは地球上で三次元世界、物質世界に存在していますが、そのために肉体を持っ
      ています。

      あにゃたたちの常識では、肉体が生きていることが生命があるということににゃ
      るようですが、肉体が死んでも生命エネルギーがにゃくにゃることはありません。

      肉体の死とは、衣服を脱ぎ捨てることにも似ています。

      肉体が死んでも衣服の中身である生命エネルギー、意識体は消滅することはあり
      ません。

      つまり意識体が何らかの理由で肉体を離れなければにゃらなくなったら、それが
      肉体の死にあたります。

      あにゃた方の本質である生命エネルギーは多次元世界とつながっています。

      あにゃたたち人間は肉体だけの存在ではにゃいのですよ。

      信じられにゃい人間さんが多いかもしれませんが、広い宇宙においては、多次元
      の世界で、肉体を持たにゃい意識体が存在しています。

      あにゃた方が未知であるとし、また恐怖の対象とにゃる死後の世界、霊界という
      ものも今の人間さんたちには感知できにゃい多次元界の最下層の部分です。

      でも、これは死が何であるかを知らずに肉体を離れた地球の意識体が一時的に存
      在する場であり、高次元の星には存在しません。

      あにゃた方人間さんたちは、死んだら終わりで、人生は一度きりと思いこんでい
      ます。

      ですが、あにゃた方は今の人生の前にも何千回、何万回と繰り返し、様々な人生
      を異にゃる肉体を持って生きてきているのです。

      「輪廻転生」という言葉でも示されますが、今の人間界では、一般的には科学で
      は証明されにゃいとして、ありえにゃいとされているようです。

      でもこれは宇宙の真実にゃのです。

      この真実を知れば、人間さんたちの生き方は大きく変わるでしょう。

      今生で成したことはすべて次の人生に引き継がれるのですから、どれだけ一生を
      大切に生きていかにゃければにゃらにゃいか自覚できるのではにゃいですか?

      今生で、もし悪行を成したとしたら、その報いは来世において受けることににゃ
      りますし、逆に善行を成せば、それも次の人生に幸福をもたらしてくれるのです。

      憎い人を殺したとしても、自ら命をたったとしても、にゃんの解決にもにゃらに
      ゃいということです。

      その苦しみは、悲劇は次の人生へと引き継がれてしまうのです。

      また今の人生の前にはあにゃた方は過去生というものがあり、様々な時代に様々
      な国に生まれてきています。

      そうした過去生があって今の人生があります。

      たまたま今の時代にこの土地に生まれてきているわけではにゃいのです。

      にゃにごとも偶然ということはにゃく、必然にゃのですよ。

      持って生まれた才能も、人との出会いも前世から引き継がれたものです。

      あにゃた方人間が、肉体だけの存在であると認識しているかぎり、人生は一度し
      かにゃく、死ねばすべてが終わりだということににゃりますね。

      でもそれだったら生きる意味はまったくにゃいのではにゃいですか?

      生まれたら、なるべく早く死んでしまったほうがよいではにゃいですか。

      存在する意味さえにゃいのではにゃいですか?

      人間さんたちの本質は肉体を超越した生命エネルギーです。

      ですから地球という三次元世界に肉体を持って生きていても、見えない世界であ
      る多次元界を認知することは、本来可能にゃのです。

      人間以外の生き物は、動物も植物もみなこれらのことを知っています。

      ですが人間さんたちの考え方の基本は物質的な欲を満たすということで、それを
      大前提に社会は動いていますから、そのような低い周波数でいるかぎりは、多次
      元界を理解し、つながることは難しいのです。

      ところで、宇宙ということを考えるとき、人間さんは地球の外から地球を見るこ
      とや、宇宙船に乗って宇宙空間を旅することや、無重力を体感するにゃんてこと
      を考えるようですね。

      地球の外で宇宙開発にゃどという発想をする人間さんもいるようです。

      地球が住めにゃい環境ににゃったら、宇宙に出て行ってまた自分たちの欲を満た
      すために宇宙空間を侵そうとでも企んでいるのでしょうか?

      残念にゃがらそれは不可能でしょう。

      まずあにゃたたちの心を高い周波数に引き上げる努力をなさってください。

      自分や自分の属する集団の利益が最優先であるという考え方から脱して、地球の
      すべての生命体や宇宙全体の平和を何よりも大切であると考え、愛と慈悲の心を
      持って生きるということです。

      この高い周波数を保って生きてください。

      宇宙とつながるとは、宇宙空間に出て行くことではありません。

      自分自身の本質が生命エネルギーであることを自覚し、それは多次元界=宇宙と
      つながっていることを知ることです。

      あにゃたたち人間さんは一度の人生を超越した、深遠で無限の広がりを持った存
      在にゃのですよ。


      さて、ぼくの話はここまでです。

      ずいぶん一生懸命お話をしたら、眠くにゃってきたにゃー。

      ぼくはたくさん寝ないとダメな体質にゃんです。


      次回は美少女ミオの登場です。

      芸術についてのお話をしてくれます。


      ご期待下さい!



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