ニャンコダンサーズのニャンニャン日記(15)
第14話 ほのぼのララのお話
〇月〇日
こんにちは。寝ぼけまなこの和み系ニャンコ、ララです。
ぼくみたいなキャラは、最近人間界ではやりの、ゆるキャラとでもいえるタイプかもしれにゃいにゃ。
いつも眠くてたまらにゃいボクですが、また人間さんたちの目を覚ますようにゃお話をしたいと思います。
前回は聖母シロから厳しい愛のお言葉がありました。
人間さんたちには愛が足りにゃいというお話にギクッとした人間さんもいるのではにゃいかにゃ?
人間さんたちは本来は生命体であり、霊的な存在にゃのですから、本質は「愛」によって生きる存在
にゃのです。
ですがこの社会のシステムの中で、感性に蓋をして理性で生きることを与儀にゃくされてきました。
人間さんたちの社会というものはずいぶんいろいろにゃ決まりごとやしきたりがあるんですね。
時代の変化とともにだいぶ自由にはにゃったみたいですけど。
今はいちおう民主主義とかいうことににゃっていますから、人間さんも自由に生き方を選択できる
みたいですね。
でも実際はどうにゃのかにゃ?
ほんとうに自由に生きている人間さんにゃんて多くはにゃいのではにゃいですか?
これまでのニャンコダンサーズのお話に何度も出てきましたが人間さんの社会は権力者によって支配
されるものでした。
多くの人間さんたちは統治者の作った決まりに従って一生を送るしかにゃかったのです。
逆らえば首をはねられてしまったのです。
社会の構造はピラミッド型の階層社会でした。
今では上に逆らってもさすがに首をはねられることはにゃいようですが、職場を首ににゃることは
あるようですね。
人間さんたちの社会全体や様々な集団には古い時代の階層構造の名残がありますし、人々の考え方にも、
一般人は上の身分の人に支配されるものだという意識がありますね。
ニャンコは単独行動が基本にゃので、人間さんたちのように集団を形成して生きているのが不思議
というか、たいへんだにゃ〜と思います。
人間さんたちがストレスを抱えているのは人間関係の難しさというものが大きな原因であるようですね。
人間さんたちは社会の中での責任を果たす、義務を果たすという考え方があるようだにゃ。
これってどうにゃんだろう?
人間界では立派だと思われるんだろうけど。
ぼくたちニャンコから見ると正直無理してるにゃあーって感じるにゃ。
人間さんたちから言わせれば真面目でエライということににゃるんでしょうけど、本当はすごい
ストレスではにゃいんですか?
たとえば人間さんたちの結婚制度を例にしてみると、以前は結婚を義務と考える人間さんたちが多く
いたんだにゃ。
お家存続のために一定の年齢ににゃったら適当な相手と結婚し子を作らねばにゃらにゃい。
その人が本当に好きかどうかにゃんて二の次で、とにかく結婚というものをしにゃければ世間に顔向
けできにゃい。とまで考えられていたんだにゃ。
だから結婚していてもほかの相手と仲良くにゃる、にゃんてことを人間さんたちはよくしていたんですね。
結婚は愛によってというより社会の制度としてとりおこなわれていたんだにゃ。
社会のしきたりや制度というものは人間さんたちをがんじがらめに縛りつけ自由に羽ばたく翼をもぎ
取るものであったのだにゃ。
上下関係で人に優劣をつける組織というものも人間さんを抑圧するものだにゃ。
こうしたものも権力者による支配から生み出されたものだったのだにゃ。
生命体にとって自由こそが何より大切なものだと第1話のスーパーニャンコマミのお話にありました。
自由とは好き勝手に利己的なことをすることではにゃいのです。
本物の自由とは愛にゃのです。
愛から発するものこそが本物にゃのです。
義務や責任感とはちょっと違うんだにゃ。
愛こそ人間さんの心から自発的に湧き上がるものです。
誰かに強制されるものではにゃいのです。
そこには人間界の闇から生じる欲にゃどというものはいっさい入り込む余地にゃどにゃいのです。
人間さんたちは社会のシステムやら、オカネ、経済にゃどに関してはああでもにゃい、こうでもにゃい
とずいぶん考えるみだいだにゃ。
でも一番大事で本質的なことには目を背けるのですね。
闇の中で生きる人間さんは光を嫌うのです。
光があたったら自分の見たくにゃいところ、見られたくにゃいところが光に照らし出されてしまうからにゃ。
でも光が当たれば闇は即座に消えるのです。
社会のかじ取りを身分の高い、エライ人たちにおまかせしてはにゃりません。
エライ人がやってくれるにゃんて考えてはダメにゃのです。
ほんものの自由を得るには、人間さんひとりひとりが自分の頭で考え、自分の心で感じる、そのことを
恐れずに表現することです。
長い間権力者によりコントロールされることをありがたいと思うように洗脳されてきたことから脱皮し、
ほんものの民主主義社会になれるよう頑張ってほしいにゃ。
人間さんが心からそうしたいと思うことを大切にしてください。
権力者は民衆の幸せよりも身分の高いもの同士の利害関係を優先します。
人間界のこれまでの常識をあたりまえのことと、何も疑問をもたにゃかったら進歩はにゃいにゃ。
人間さんたちが利己心を捨て愛に生きるにゃらば、すべての人間さんがそのように変わることができた
にゃら、この世は、天国に変わるのですよ。
自分の頭で考えて、自分の心で感じることを大事にすることだにゃ。
知識や情報を得るだけではだめにゃんだにゃ。
特に若年層の人間さんはスマホばかりいじっていると、生命体としての輝きは奪われ、すぐにお年寄に
にゃってしまうかもにゃ。
働き盛りの人間さんたちも働き過ぎてすぐに老化しにゃいように、ニャンコたちのようにマイペースで
ゆったりと生きていって下さい。
ぼくもずいぶんお話したらまた眠くにゃってきました。
寝る子、ネコは育つのですよ。
それでは、またにゃ。ニャハハハ〜!
- 2015.05.20 Wednesday
- バレエ日記
- 12:11
- comments(1)
- trackbacks(0)
- -
- by 小山 真舞