ニャンコダンサーズのニャンニャン日記(38)
第37話 聖母シロのお話し
○月○日
シロでございます。お久しぶりでございます。
わたくしはシッポと頭のてっぺんを除いて毛色がほとんど 全身白い毛でおお
われていますところから、「シロ」と名付けられました。
ニャンコの名前としてはめずらしくにゃいですが、イヌさんたちも白い毛だと
同じ名前をつけられる場合があるようです。
わたくしは今でこそニャンコダンサーズの一員ですが、子猫時代から人間さん
のお世話ににゃっていたわけではありません。
わたくしは生粋の野良育ちで、人間さんたちには警戒心しか抱いていにゃかった
のでございます。
大人になって母となり、子猫たちをある人間さん宅の庭で遊ばせていたことがきっ
かけとにゃり、そのお宅の人間さんにかわいがられ、お世話を受けるようにに
ゃったのでございます。
子猫たちを遊ばせようと侵入したお庭の人間さんは、信用に値するお方でした。
心からわたくしどもニャンコたちを愛し、敬ってくださったのだにゃ。
その愛に嘘、偽りはにゃかったのです。
わたしはその方のお部屋で何度も出産をさせて頂き、何年後かにこの世を去る
ときもその方のお部屋で息をひきとり、最後を看取って頂きました。
そして亡骸はお庭に埋めていただいたのでございます。
人間界は今、ニャンコブームだといわれており、テレビのCMやネットの動画に
ゃどニャンコたちはひっぱりだこのようです。
でも人間さんたちにはニャンコはただの愛玩物ではにゃいということをご理解
頂きたいのです。
あにゃたたちは動物をかわいいと思ってくださいますが、動物には知性があり、
心があるというところまでわかっていただきたいのです。
人間さんたちはとかく自分中心主義で自分の利益のために他の動物や自然などは
犠牲にしても仕方にゃいと思ってきたにゃあ。
人間さんたちが一番大事だと考えるのが政治や経済システムにおける利害にゃの
です。
あにゃたたちはそのために大きな過ちを犯してきました。
あにゃたたちは生命のにゃんたるかを理解していにゃいのです。
生も死もわからにゃいまま社会システムの中でロボットとして生きるだけの存在
だったのでございます。
地球は今、大きにゃ転換期を迎えているにゃ。
次元上昇の時期が来たのだにゃ。
でも次元上昇するためには「浄化」が必要とにゃります。
今まで人間さんたちが出してきた闇のエネルギーが浄化されるために、自然災害
や社会的混乱など、たくさんの悲劇が起きているにゃ。
人口も減り、子供は生まれにゃい、こうした現象もすべて起こるべくして起こって
いることだにゃ。
もういい加減、人間界の狭い世界での生き死にばかり考えていにゃいで、大きな
- 2016.10.07 Friday
- バレエと日常
- 22:19
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- by 小山 真舞